今季から元オリックス監督のテリー・コリンズ氏が率いるメッツは3日(日本時間4日)、五十嵐亮太投手(31)をメジャーの試合出場条件となる40人登録枠から外したと発表した。2投手を獲得したことに伴う措置。球団は今後10日間で、トレード先を探すか、傘下マイナーへの降格を前提にウエーバーにかけるか、解雇するかを検討する。

 五十嵐は昨年、セットアッパーを任された直後の4月20日カブス戦で太ももを痛めて故障者リスト入り。復帰後は不振のためにマイナー降格も経験し、34試合に登板して1勝1敗、防御率7・12だった。11月3日に帰国したが、2年300万ドル(約2億4000万円)の契約最終年の今季に向け、12月15日には渡米。4日からアリゾナで自主トレを始める予定だった。

 五十嵐は「予定通りにアリゾナに行きますよ」とコメント。年明け早々、メジャーの現実を突きつけられたが、めげることなくトレーニングに励む。(シカゴ=佐藤直子通信員)