アスレチックス松井秀喜外野手(36)が勝負の11年シーズンへ、バットを改良した。8日、契約を結んでいるミズノの東京本社で今季の用具について打ち合わせを行った。バットは、長さは昨年と同じ87センチ、重さも900~930グラムから890~920グラムへの微調整程度だったが、グリップエンドから5センチの位置の直径を1・5ミリ細くした。握った際の右手の薬指から中指にあたる位置で、指が引っ掛かりやすくなる。昨年は1・8ミリ太くしていたが、ヤンキースでワールドシリーズMVPを獲得した09年版に近い形に戻した。

 また、足元も緑ゴジラ仕様。プロ入り後、これまでスパイクは黒色を基調としていたが、チームカラーの白色と緑色に変更した。手袋、リストバンドもア軍カラーをイメージ。松井は「子供から大人の方までも幅広いファンの方に野球道具を使ってもらえるように僕も頑張るし、ミズノさんも頑張ってください」とコメントした。