西武からFA宣言し、大リーグ移籍を目指す土肥義弘投手(34)が27日、渡米した。ロサンゼルスを拠点に、近くメジャー球団のスカウトを集めたトライアウト実施に向けて調整する。交渉に進展がない場合は、2月中旬から始まるメキシコ・リーグのキャンプ参加も視野に入れ「どんな形になっても全部受け止めて、思いきり野球がやりたい」と心境を語った。

 昨年11月に渡米し、同形式のトライアウトを受けた時は、獲得オファーがなかった。今回は単身で長期滞在する覚悟を表明。成田空港に見送りにきた家族にしばしの別れを告げ、挑戦の地へと旅立った。