レッドソックス松坂大輔投手(30)が10日(日本時間11日)、米フロリダ州のキャンプ地フォートマイヤーズでの初練習に臨んだ。変化球も交えながら、5日ぶりのキャッチボールを約25分間。視察したエプスタインGMは「去年と比べて、体が引き締まり、強さを増したようだ。球離れもいいね」と、引き締まった体を絶賛した。

 体は正直だ。約1カ月に及ぶハワイ自主トレで追い込んだ成果が、切れのある動きに表れていた。約1時間ほど屋外で体を動かすと、松坂は「いつキャンプインしてもオーケーという状態です」と笑顔をみせた。一昨年はオフに体の違和感を感じ、昨年はキャンプイン直前に背中の張りを訴えた。その反省を踏まえ、自主トレではメリハリをつけて体幹を鍛えながら、下半身をつくり上げた。「体のどこにも不安なく臨める。ちゃんとそういう形を取れているのは、久しぶりなのかもしれないですね」と、仕上がりに納得の様子だ。今日からは、いよいよブルペン投球を開始する。(佐藤直子通信員)