ツインズ西岡剛内野手(26)が、自慢の足を順調に仕上げている。12日(日本時間13日)、スパイクを履いて一、二塁間の走塁練習を行った。1月の自主トレから同行する里隆文トレーナーの指導の下、走り出しの4、5歩を意識しながらダッシュ。キャンプ地では初めてスパイク着用での走塁練習だったが、「硬い土なので、逆に走りやすい感じがしましたね」と感触はいい。

 西岡といえば、ロッテでは05、06年と2季連続盗塁王に輝いたスピードスター。メジャー移籍後はスパイクの歯の長さを変える選手も多いが、弘法筆を選ばず。「僕はそんなに繊細ではないので(笑い)」と、ロッテ時代と同モデルで勝負を懸ける。

 日本のキャンプでは練習試合が始まる時期だ。「ほとんど全力で走っています。日本では試合に出られる体作りができている時期。順調にいいコンディションになっていると思います」と納得の表情を浮かべた。打撃、守備、走塁と、23日のキャンプインに向けて、着実に準備が整ってきた。(フォートマイヤーズ=佐藤直子通信員)