アスレチックス松井秀喜外野手(36)が13日、国内自主トレを打ち上げた。都内のグラウンドで、この9日間で3度目となるトス打撃を行い、ライナー性の鋭い打球を続けた。「最初(5日)に比べたら良くなっている」と、ジャスト100スイングで仕上がり状態の良さを確認した。

 体調面の良さを物語るように、このオフは日本滞在の約1カ月半で11回の屋外練習を敢行。トス打撃は計265スイングを数えた。昨オフは国内で打撃練習をせず、屋外練習も3回だけだったことを考えれば、「走ることを含め、すべてが100%の状態ではないけど、体調に関してはそんなに心配してない」と笑顔で話すのもうなずける。

 5日にはオリオールズ上原浩治投手(35)の一行と都内の飲食店で偶然にも再会。今季への自信の表れか、「抑えたい」と宣言する元後輩に対し、「人が多かったけど(全部)払ってあげました」と太っ腹にも敵に塩?

 を送った。今日14日の渡米を前にして「全体的にはまあまあのところまで来ています」と好感触を口にして、メジャー3球団目の新天地に乗り込む。【中島正好】