マリナーズのイチロー外野手(37)がキャンプ初日を翌日に控えた18日(日本時間19日)、身体検査を受けた。森本貴義トレーナーは「数値は昨年と同じ。チーム内で20代の選手と1、2番を争うもの。素晴らしいのひと言ですね」と舌を巻いた。数値こそ明確にしなかったが、体脂肪率は昨年の6%とほぼ同じ。メジャーの外野手の平均11%を大きく上回っていた。検査後にはランニングやキャッチボール、約80メートルの遠投を行い、最後は室内でティー打撃39スイングで、約45分間の軽い調整を終えた。

 既にキャンプインしているバッテリー組に野手組が合流する19日は、降水確率90%の予報が出ている。「報道陣は傘のご用意を」。ウェッジ新監督は水を差されそうな船出に苦笑したが、イチローは万全の準備を整えメジャー11年目のキャンプに突入する。(ピオリア=木崎英夫通信員)