ヤンキース井川慶投手(31)が12日(日本時間13日)、津波でも大きな被害を受けた茨城県大洗町の自宅と実家を見舞うため、キャンプ地のフロリダ州タンパを離れ、帰国の途についた。タンパの空港では「妻からの電話で家族の安全は確認したが、両親とは話していないし、直接会いたい」と心配そうに話した。自宅、実家とも倒壊は免れたが「家の中は荷物が散乱し、食器類もほとんどが割れた。家族は余震がくると車に逃げ込み、不安な時間を過ごしている」と説明した。14日夕方に成田空港に到着し、18日に再渡米する予定。大洗町への移動については「高速道路も使えず電車も動かないそうなので、今探っている状態」と話した。