<レンジャーズ6-8ホワイトソックス>◇24日(日本時間25日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ建山義紀投手(35)が、日本人選手44人目となるメジャーデビューを果たした。ホームのホワイトソックス戦で7回から登板。先頭の2番ラミレスを2球で右飛に仕留めると、この日3本塁打5打点の大砲クエンティンは3球三振で手玉に取った。外角低めに直球を2球続けて追い込み、勝負球は真ん中低めからボールゾーンに逃げる72マイル(約116キロ)カーブで空振り三振。コネルコの右前打で2死一塁とされ降板したが、「空振りも取れたし、投げるべきところに投げれば、何とかできると思う」と内容には満足した。

 試合は4回、突風とひょうを伴った豪雨で2時間58分の中断。米中西部で猛威を振るう竜巻を警戒し、観客を屋内へ避難させる一幕もあった。建山の登板時には日付が変わっていた。「ずっと思い描いていた舞台なので、高ぶる気持ちはあったが、意外に浮足立たずに落ち着けた」と新たな第1歩を踏み出した。