<マリナーズ3-2オリオールズ>◇5月31日(日本時間6月1日)◇セーフコフィールド
マリナーズのイチロー外野手(37)が苦しみと喜びの5月を終えた。この日のオリオールズ戦は3打数無安打。打数の少ない3、10月を除き、メジャー11年目ではワーストの月間打率2割1分に終わった。心境を問われ「もう、お察しの通りだと思いますけどね。(ネガティブなものも)生まれることもあるね」と話した。
一方、違う手応えを得た月でもあった。イチローの低迷をカバーするように、他の選手が奮起し、チームは15勝11敗で4年ぶりの5月勝ち越しを果たした。この日も7回まで3安打無得点だったが、8回2死からイチローが敵失で出塁し、そこを起点にして逆転3ランで劇的な勝利を勝ち取った。
「ああいう結果をイメージはそりゃするし、そうなって欲しいとは思うけど。なかなかそんなことはないからね」とイチローは話す。看板選手の不振をチーム全体で補う流れになっていることに「いいんじゃない。だって、僕が普通になれば僕が引っ張ることになるわけだしね。そういうことだと思うけど」。久しぶりに感じ取る、カバーし合うことができるチーム力だ。首位レンジャーズに0・5ゲーム差の2位につけ、6月を迎える。(シアトル=木崎英夫通信員)




