カブスは28日(日本時間29日未明)、福留孝介外野手(34)のインディアンスへのトレードを正式発表した。インディアンスからはマイナーの2選手が移籍する。

 インディアンスは開幕から首位を快走し、現在はア・リーグ中地区2位。首位タイガースに2ゲーム差と優勝争いを繰り広げているが、秋信守、サイズモアと主力外野手が相次いで故障者リスト入りしており、即戦力の外野手を求めて福留に熱心なラブコールを送っていた。

 福留は全球団の約半分に当たる15球団を対象としたトレード拒否権を持っていたが、優勝への戦力として期待するイ軍のオファーに応じて拒否権を破棄したとみられる。

 福留は4年契約の最終年の今季、主に1番打者で出場し、27日現在で打率2割7分3厘、3本塁打、13打点で、3割7分4厘と高い出塁率を誇っている。