<エンゼルス5ー13ツインズ>◇2日(日本時間3日)◇エンゼルスタジアム

 西岡獲得ははたして正しかったのか?

 ミネソタの地元紙スタートリビューンが、期待通りの1年目を過ごせていないツインズ西岡剛内野手(27)について疑問を投げかけた。記事では、首位打者となり、ゴールデングラブ賞も受賞した「攻守ともに日本最高の選手」という触れ込みで移籍した西岡が、評判通りの働きをしていない現状について、各方面の意見を掲載している。

 ツ軍のスミスGMは「新しい環境や文化、第1子の誕生、左足骨折など、さまざまな要因が重なった。来年の巻き返しに全力を注ぐはずだ」と肩を持ったが、西岡自身は「自分が監督だったら、マイナー降格させている」と冷静に分析。ヤンキースの元コーチで解説者を務めるラリー・ボーア氏は、「実際にプレーを見たが、よくても控え選手にしか見えない」と、元遊撃手の目から厳しい評価を下した。

 チームが大勝したこの日は、第1打席に遊撃内野安打を記録したものの、8回無死満塁で迎えた第5打席には遊ゴロ。6回には今季11個目の失策を記録するなど、波に乗りきれなかった。今季はあと25試合。少しでも好印象を残して1年目を締めくくりたい。(アナハイム=佐藤直子通信員)