アスレチックスのルイス・ウルフ・オーナーが、松井秀喜外野手(37)とビリー・ビーンGM(49)のダブル残留を熱望していることが8日(日本時間9日)、分かった。今オフでFAとなる松井に対し「ヒデキのことを愛しているよ。後半戦は素晴らしい活躍をしている。話し合いはシーズンが終わってからだ」とラブコールを送った。

 もう1人、引き留めたいのはビーンGMだ。カブスの新GM候補だといわれている。9日付のシカゴ・トリビューン紙がGM有力候補16人をランキングし、ビーンGMは2位。「ア軍とは14年まで契約があるが、ビーンは話を聞くだろう」と解説した。ア軍のオークランドからサンノゼへの移転話が、数年にわたり暗礁に乗っているため、ビーンGMが見切りをつけ、新天地へ飛び立つ可能性がある。

 GMが代わり、内部昇格なら基本線は保てるが、外部招聘(しょうへい)となると新GMの意向で松井の去就にも影響する。その状況下で同オーナーは「ビリーが私の元を離れるわけがない。私たちはいつも一緒」と伴侶を手放すつもりはない。選手人事に口を多く出すタイプではなく、オーナーの意向がフロントに絶対に反映されるわけではない。だがウルフ・オーナーの松井と敏腕GMへの愛情は確かだ。(オークランド=広重竜太郎)