ポスティングシステム(入札制度)で大リーグ移籍を目指す西武中島裕之内野手(29)が、今月中旬の渡米に向けて準備を進めていることが4日、分かった。3日に最高入札額が伝えられた西武は、今日5日にも球団取締役会を行い、受諾を決めて返答する。球団幹部は「早めに交渉を始めてもらえれば」と交渉までの手続きをスムーズに進める意向だ。今週中にも落札球団が明らかになり、入団交渉がスタートする。

 今週は球団行事への参加があり、中島は週明けの12日以降を渡米の目安にしている。来季プレーするメジャー球団を少しでも早く実感するためだ。現地では、交渉を一任する大物代理人のグレッグ・ゲンスキー氏と面会。条件面の細部などの確認作業を行い、最終交渉に立ち会うことも考えられる。また、球場の設備環境、雰囲気などをチェックし、現地でトレーニングすることも検討しているようだ。