ポスティングシステム(入札制度)を利用して大リーグ移籍を目指す西武中島裕之内野手(29)にジャイアンツが入札した可能性があることが分かった。5日(日本時間6日未明)、米FOXスポーツ電子版が「ジャイアンツが間違いなくナカジマに入札した」と報じた。ただ2日に入札を締め切った大リーグ機構は「少なくとも1球団以上」と発表しており、同電子版は「ジ軍も(最高入札額かは)確認できてない」と、独占交渉権の行方は不明だとした。

 西武の居郷肇球団社長はこの日、金額を明かさなかったが「それなり(の評価)です」と入札額を受け入れる考えを示した。今日6日にも手続きを行う。都内で行われたスポンサー感謝パーティーでは、後藤高志オーナーが「功労者である中島選手の長年の夢をふまえ、気持ちよく送り出すことにしました」と退団を報告。中島は所用のため、欠席した。