ソフトバンクからFAでマリナーズ移籍を希望する川崎宗則内野手(30)に対し、マ軍が獲得準備を進めていることが分かった。

 「マイナー契約でもいい」という川崎の熱いラブコールに対し、マリナーズが温かく応えることが確実となった。既にイチローと同じ代理人でもあるトニー・アタナシオ氏と下交渉を開始した。入団後の立場は保証されないとはいえ、メジャー、マイナーのいずれでプレーしても、契約条項が対応できる「スプリット契約」を用意。年数は1年契約プラス球団オプション(2年目)の条件で、折衝を進めていく方針を固めた。

 グレンシックGMは、これまでに「遊撃の控え」を補強策の重要点に挙げている。シアトル・タイムズ電子版は4日、来季のマ軍開幕ベンチ25人を予想し、川崎を内野の控え要員に入れた。ただ年俸予想はシビアで60万ドル(約4500万円)。マ軍はWミーティング後にも本格交渉を進め、順調なら、クリスマス休暇前にも「マリナーズ川崎」が誕生することになりそうだ。