【ダラス(米テキサス州)6日(日本時間7日)=広重竜太郎、四竈衛、佐藤直子通信員】あるぞ「1番川崎、3番イチロー」!?

 大リーグのウインターミーティングで6日、マリナーズのウェッジ監督が、イチロー外野手(38)の打順について「1番でも3番でも、必要だと思えば実行するつもりだ」と明かした。今季、慢性的な得点力不足に泣いたマ軍にとって打線改造は最大の課題。3番イチローを得点源にするプランは現実的だ。

 また、マ軍を「逆指名」したソフトバンク川崎宗則内野手(30)について、ズレンシックGMは「とても誇らしく思う」と歓迎。ウェッジ監督も「イチローには集中力があるから(川崎効果は)必要ないだろうが、親しい同僚を得ることでイチローがやりやすくなることを願うよ」。入団しても、川崎の立場は保証されていないが、定位置をつかめば「1番川崎、3番イチロー」の新コンビが誕生する可能性も出てきた。

 ◆イチローの3番

 大リーグで先発出場1733試合のうち約99%の1720試合は1番だ。1番以外の13試合はすべて3番で、02年に3試合、04年に10試合で起用された。来季3番でスタメン出場すれば04年6月23日レンジャーズ戦以来8年ぶりとなる。