ヤクルト青木宣親外野手(29)が、西武中島、日本ハム・ダルビッシュらに続き、大リーグ挑戦に向けてポスティング申請を行った。12日、ヤクルトの担当者が日本野球機構(NPB)に対して、入札申請の手続きを済ませた。神宮外苑でランニング、打撃練習などを行った青木は「とにかく1つでも球団があるといい。ドラフトみたいな感じかな。本当にいよいよという感じがする」と気持ちを高ぶらせた。

 西武中島は控え内野手として、ヤンキースに落札された。「やるからには、選手としては(試合に)出たい」と希望する。「契約社会ですし、契約に関してはこれからですね」と慎重に言葉を選んだが、今季はチームで唯一全144試合に出場。挑戦表明当初から30球団OKの姿勢を示し、落札された球団に入団する意向だが、常時試合に出場することを理想に掲げた。

 来年1月は沖縄で約3週間自主トレを行うことも決まった。例年は地元宮崎だったが、大リーグでは新人のため、より温暖な地で体を仕上げてからキャンプインする考えだ。「メジャーに向けて、1歩進んだかとは思います」と、入札を心待ちにした。