マリナーズ岩隈久志投手(30)が11日、このオフ初めてスパイクを履いてブルペン投球を行った。仙台の楽天2軍練習場で、立ち投げで約50球。既に昨年末にアップシューズでのブルペン投球は行っていたが、この日はWBC日本代表時のスパイクを使用。例年にないペースで仕上げており「早くユニホームを着たいです」とメジャーデビューが待ち切れない様子だった。

 スパイクに手を加える。日本で使っていたものより「歯を短くしたい。いくつか作ってもらい試します」と明かした。米国のマウンドは硬いとされる。「今までの歯だと引っ掛かる。短くしてマウンドを滑らせる」と投球イメージを口にした。今月中旬以降に渡米し28、29日のシアトルでのファンフェスタに参加予定。その前に、日本で自主トレ中のイチローに「あいさつしたい」と望んだ。夢の実現へ着実に向かっている。