ツインズ西岡剛内野手(27)が内野の控えで2年目のキャンプに入る。ガーデンハイアー監督がAP通信の取材で今季の構想を語り、遊撃にはドジャースからFAで獲得したキャロル、二塁にはカシーヤの起用を明言。西岡はバックアップという位置付けで「レギュラー確約ではない。攻撃、守備、ケガで苦しんだ経験を生かし、キャンプで競争してほしい」と期待した。

 1年目の昨季はメジャーの壁にぶつかった。68試合出場で打率2割2分6厘、19打点、0本塁打、2盗塁、12失策。二塁で開幕レギュラーの座をつかんだが、開幕6試合目の守備で、併殺阻止を狙った走者と交錯し、左すねを骨折して2カ月以上戦線離脱した。復帰後は本職の遊撃でも出場したが、脇腹を痛めるなどして結果を出せなかった。

 今月、母校の大阪桐蔭で自主トレを公開した際には「昨年は地に足がつかず、フワフワしていた。今年はもっとどっしりと積極的にプレーしたい」と意気込みを語った。

 メジャー挑戦前年に首位打者だった西岡の不振が、米球界で日本人野手の評価を低下させる一因にもなった。後に続く選手のためにも、まずは控えからはい上がるしかない。