アスレチックスからFAとなった松井秀喜外野手(37)に心強い援軍が現れた。8日、イメージキャラクターを務めるコマツの郡山、茨城工場を訪問。恒例行事に初めて所属先が決まらない状態で参加したが、同行した野路国夫社長兼CEO(65)は「ずっと応援し続けます。どのチームに行っても」と本拠地球場のスポンサー広告など生涯サポートを約束した。マイナー契約となった場合についても「どうなろうがずっと応援します」と断言した。

 地元石川が発祥で父昌雄さんも21年間勤務した縁のある同社は、松井が所属するチームの本拠地右翼ポール際に看板広告を掲出し続けてきた。今季に関しても同社長は「決まった段階でうちの連中が話をしにいきます。ポール際にぜひ立てたい」と意欲十分だ。松井もキャンプ前の契約を理想としながら「ずれ込んでもそれは仕方がない」とあらゆる状況を想定していた。【大塚仁】