レッドソックスのバレンタイン監督(61)が、バッテリー陣がキャンプインした21日(日本時間22日)、早くも“ボビー流改革”の一端を披露した。
午前9時半。グラウンドに集合したバッテリー陣を前に独演会が始まった。「ファンダメンタル(基本)をおろそかにするな」などと約15分間熱弁を振るい、ボビー劇場開幕のファンファーレを鳴らした。
4面あるグラウンドに選手が散ると、昨季までとは違った練習風景が広がった。各グラウンドで、バント処理や一塁カバーなど基本的な守備練習が始まる。バレンタイン監督はエネルギッシュに4面を歩き回り、選手1人1人に声を掛けた。松坂のキャッチボールの相手を務めたり、ブルペンでは各投手のフォームを小型ビデオで撮影したり。「自分の目で見て感じろ」を合言葉に、精力的に動き回った。
初日から投手陣は異例のバスター練習。フリー打撃中に投手は球拾い、というメジャーの慣例も廃止し、基礎練習に時間を充てることにした。「責任ある行動を取ってもらいたい」と、グラウンド外でもルール改革。オープン戦遠征のマイカー使用を禁止し、チームバスでの移動を発令。開幕後の移動時も私服厳禁、スーツ着用を義務づけた。
ロッテ監督やESPN解説者という経験を積み、独自の野球観を作り上げた。02年メッツ以来10年ぶりのメジャー復帰を果たしたバレンタイン監督が、レ軍を世界一に導くべく、大きな1歩を踏み出した。(フォートマイヤーズ=佐藤直子通信員)



