再起を目指して長期リハビリ中の前レンジャーズ大塚晶則投手(40)が今季で現役復帰できなかった場合、引退を視野に入れていることを明らかにした。米アリゾナ州サプライズのレ軍キャンプ地を26日(日本時間27日)に訪問。07年に右肘を痛めてレ軍を退団し、昨年9、10月に2度にわたって同箇所を手術するなどして復活を目指しているが、いまだキャッチボールも困難な状態のもよう。今季を一区切りと決めており「今年が最後の年というか…」と悲壮な決意をしていることを表明。それでも「野球が好き。(引退後も含め)また、どんな形でも投げたい」と強い執着心を見せた。中学時代のダルビッシュとは面識がありこの日再会して談笑。手術を重ねて痛々しい右肘を見せ、現役への意欲を伝えると「その気持ち、分かります」と励まされたという。