今季の所属球団が未定の松井秀喜外野手(37)は、練習施設のあるニューヨーク州内で東日本大震災から1年を迎え、被災地への思いなどを語った。アスレチックスでプレーした昨季は球場でファンに支援を呼び掛け、個人でも義援金を送った。だが報道などで被害を目にして感じたのは「自分に何ができるのかということだけ。そして自分には、ほとんど何もできないというのが現実だった」との無力感だったという。1年がたち「何かをしなくてはいけないという気持ちを持ち続けること。この1年だけでなく、何年も何十年も持ち続けることが大事」と強調した。

 9日の打撃練習で315スイングするなど、前日まで5日連続で300球以上打ち込んでおり、この日はウエートトレーニングに専念した。