<レンジャーズ11-5マリナーズ>◇9日(日本時間10日)◇レンジャーズボールパーク
レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)がもがき苦しみながら、大リーガーとして第1歩を踏み出した。デビュー戦のマリナーズ戦で初回に一挙4点を失い、2回にもさらに1点の追加点を許すなど序盤から大乱調。イチローに3安打を浴びるなど5回2/3を8安打5四死球、5失点と精彩を欠いたが、強力打線が大逆転して初登板初勝利を手にした。
-初登板初勝利
ダルビッシュ
うれしかったというか…。開幕してから何回かチームが勝っているのをベンチから見ていますけれど、その時と同じで勝って良かったなと。
-ホッとしたか
ダル
何よりも今日は捕手のナポリが散々、ワンバウンドを投げたので彼の体が大丈夫かどうか。それだけが心配で勝つとか関係ないです。
-スタンディングオベーションで、最後に帽子を取らなかったが
ダル
何も言われていないから。知らない、そんなこと。
-無失点だった3回以降に修正できたのか
ダル
修正というか(不調すぎて)そういう状況になかった。本当に味方の打線がいいのは分かっているので、悪くても何とか「0」を並べていけば、チームの勝利がくるんじゃないかな、と思っていました。
-味方打線は
ダル
見た通り、すごいなと思って見ていましたけれど。
-手応えがあったツーシームが良くなく、リズムがつかめないように見えた
ダル
もう見ての通り。カウントも取れず…、スライダーもすべてストライクが入らない状態だった。あまりこういう投球はしたくないですけれど…。気持ちの部分で、何とか粘ろうとは思っていた。
-公式戦マウンドに初めて立ったが
ダル
力的なことで言えば、オープン戦の時から(メジャーの)力量は分かっている。自分の求めている場所に来ているのは、そうですけれど…。まだ自分の中に入ってきていない部分が、すごくある。それに段々、慣れていけば、自分のモノになっていくと思う。
-日本のファンへ
ダル
日本でも応援してくれる方がたくさんいる。今日も球場に来てくれている日本人の方もいっぱいいますしね。いろいろな国の方が来てくれていて、うれしく思いますし、これからも頑張っていこうと思います。