<レンジャーズ11-5マリナーズ>◇9日(日本時間10日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)がもがき苦しみながら、大リーガーとして第1歩を踏み出した。デビュー戦のマリナーズ戦で初回に一挙4点を失い、2回にもさらに1点の追加点を許すなど序盤から大乱調。イチローに3安打を浴びるなど5回2/3を8安打5四死球、5失点と精彩を欠いたが、強力打線が大逆転して初登板初勝利を手にした。

 ダルビッシュは初回に42球も投げた。日本時代の1イニング40球以上は46球、45球、41球が各1度あり、初回では07年4月20日ソフトバンク戦の41球を上回る自己最多。初回4失点はこのソフトバンク戦以来で自己最多タイ。1イニング打者10人は10年4月17日西武戦の2回(打者10人。イニング5失点)以来2度目で、1試合5失点以上の勝利もこの試合(○8-5)以来2度目となった。