レイズ傘下3Aダーラムの松井秀喜外野手(37)の調子が上向かない。19日、シャーロット戦に「4番DH」で出場。相手先発はメジャー経験がないマイナー6年目の右腕だったが、タイミングがつかめなかった。2回の第1打席は外角スライダーを振らされ三振。3回は2球目の内角寄りカーブに体勢を崩され右飛に倒れた。6回はスライダーで中飛、9回はスライダーに空振り三振。この3試合は14打席連続無安打で、5試合で18打数2安打、打率1割1分1厘となった。

 試合前は、相手チームの監督で昨季アスレチックスでベンチコーチを務めたスキナー氏と談笑。打撃練習では柵越えを連発したが、試合後は笑顔が消えた。「(数字は)気にしていないですよ。まず自分の状態とか、そういうものを上げていくだけです。今日に関しては、相手が上回っていましたね」と淡々と振り返った。前日から販売開始された松井TシャツはS、Mサイズが既に売り切れるほど好調だが、肝心な状態は足踏みしている。(ダーラム=水次祥子)