ダイヤモンドバックス斎藤隆投手(42)が12日、来季も現役続行の意向を明かした。メジャー7年目を終えて帰国し、「例年通りのオフ。オファーを待って、判断することになる」と話した。ワールドシリーズ後にFAになる予定で、メジャー残留を優先。「アメリカに行ったときの思いを考えたら、煮え切らない部分がある」と国内復帰には消極的だった。

 今季は右ふくらはぎ痛など3度の故障で約4カ月を故障者リストで過ごし、「抑えたときと打たれたときのギャップが激しかった」と16試合の登板に終わった。成績を伴わなかったため、「いい契約があるかどうか。大変な決断を迫られる可能性もあり、答えを出すには難しい年になる」と不安は隠せない。それでもトレーニングの新プランを語るなど、「(体調の)維持だけではダメ。筋力を上げるなど、いろいろトライしたい」と来季の巻き返しに意欲的だった。