阪神から海外フリーエージェント(FA)宣言した藤川球児投手(32)が、カブスと契約合意したことが2日、分かった。近日中にも渡米する予定。手続きを経て、今週末にもシカゴで入団会見に臨む。複数の米メディアでも報じられ、2年契約で総額950万ドル(約7億6000万円)とみられる(金額は推定)。

 ツタが取り持つ縁に心が揺れた?

 カブスの地元紙シカゴ・サンタイムズ電子版は1日、藤川が交渉解禁当日の11月15日に本拠地を訪れ、エプスタイン球団社長とホイヤーGMと会談していたことを明かした。藤川もリグリーフィールドに好印象を抱いたといい、「同じくツタがからまり、日本に少ない天然芝の球場」と甲子園に似た雰囲気が決め手になった可能性を伝えた。リグリーは外野フェンスがツタに覆われ、ボールが入り出せなくなると二塁打になる特別ルールがある。