レッドソックス上原浩治投手(37)が12日、野球教室で岩手県宮古市を訪れた。

 上原は初めて東日本大震災の被災地を訪れ、「現場を見ないと胸に伝わらないものがある。衝撃を受けました」と話した。この日は野球教室の他にも、スパイクなどオークションの収益を義援金に充てた。会場横は仮設住宅となっており、参加者代表でお礼の手紙を読んだ磯鶏(そけい)バファローズの山本流生主将(12)は自宅の1階部分を津波で流されたという。上原は「野球で笑顔になれる。笑顔は周りを幸せにし、そういう笑顔を見ることができて良かった」と、今後も復興支援の活動を続けたいとした。