前マリナーズの川崎宗則内野手(31)が、ブルージェイズとマイナー契約で合意したことが13日(日本時間14日)分かった。近日中の健康診断をクリアすれば正式契約を結ぶ。開幕は3Aバファローで迎えることが濃厚で、シーズン途中から昇格を目指す。

 川崎は11年オフに海外FA権を行使してマリナーズ入り。オープン戦の首位打者に輝くなど、マイナー契約の日本人選手では初めて開幕メジャーを勝ち取った。1年目の昨季はシーズンを通してメジャーに在籍し、61試合で打率1割9分2厘、7打点、2盗塁。シーズン後に自由契約になり、地元の九州で自主トレを行った。今年1月にテレビ出演した際には米球界残留の希望を明かし「イチローさんとまたやりたいという思いはある」と語っていた。ブ軍はヤンキースと同じア・リーグ東地区に所属。師と慕うイチローと敵味方に分かれ、勝負の米2年目になる。