<パイレーツ3-1ブルワーズ>◇15日(日本時間16日)◇PNCパーク

 ブルワーズ青木宣親外野手(31)が、5月に先発した12試合中9度目の複数安打を記録した。1番右翼で出場した敵地パイレーツ戦で4打数2安打。2日連続3安打の後のマルチ安打で集中を切らさず、打率は3割1分3厘に上昇。「いい打席が続いている。この状態をキープできるようにしたい」と確かな手応えを隠さない。

 相手先発は、ドミニカ共和国代表でWBC世界一に貢献した左腕ロドリゲス。1回は90マイル(約145キロ)の外角速球を引っかけて遊ゴロに倒れた。「1度やられたら、次はやられないように対策する」と攻略のイメージを練る。3回の第2打席は、同じようなボールを下半身の粘りを生かして左前へ。5回には初球の内角速球を引っ張り、力強く右前へ運んだ。

 大リーグ2年目の修正能力に、さらに磨きがかかった。昨季は対左投手の打率が2割7分とやや苦戦したが、今季は3割6分。もともと苦手意識はなく「確実にレベルが上がっている」と自覚する。4月に2割5分だった月間打率は、5月に入って4割3分1厘に上がり、安打数はシーズン196本ペース。目標とする200安打に向けて、数字も大幅に上方修正だ。

 6月には新たな家族が増える。第2子を身ごもる佐知夫人が、自宅を構える地元ミルウォーキーで出産することを決めた。異国の地での大変さは、身をもって知っている。それでもチャレンジする愛妻の存在が、青木を奮い立たせている。