<レンジャーズ10-4タイガース>◇16日(日本時間17日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)が8回7安打4失点で両リーグトップタイの7勝目を挙げた。サイ・ヤング賞右腕バーランダーとの「夢の決闘」(地元紙)は打撃戦となったがメジャー自己最多130球の力投。タ軍の強力打線との対戦を終えたダルビッシュは、充実感に満ちた笑みを浮かべた。

 ダルビッシュ

 ハンターとマルティネスが入っただけで、去年とホント違いますし、すごくいい打線。う~ん、ちょっとマルティネスには、あまり出ないでほしいですね(笑い)。

 ダルビッシュの闘志に火を付けたのは、3回1死満塁で対戦した5番マルティネス。メジャー11年目、通算打率が3割を超える打者だが、昨季は左膝負傷で1年欠場しており、今回が初対戦だった。2球で追い込むもファウルで粘られた。緩急を付けてスライダー、ツーシーム、カットを投げたがファウルされる。ギリギリの駆け引きが続く中、「もう本当に勘弁してくれ(笑い)」と思った時、打席の相手も笑みを浮かべていた。10球目を中犠飛とされた。8回にもカーブを交ぜるなど緩急をつけたが、空振りは奪えずファウルされた。7球目で三飛に打ち取ったが、結果以上に勝負の過程を楽しめた。

 ダルビッシュ

 すごく楽しかったというか、今までの野球人生の中でもすごく印象に残る対戦でしたね。

 メジャー自己最多の130球を投げて「100球ぐらいからエンジンがかかってきた」というダルビッシュは、終始笑顔。チームの勝利が大前提だが、掛け値なしの勝負を楽しめる好打者の存在に、あらためてメジャーの醍醐味(だいごみ)を感じているようだった。(アーリントン=佐藤直子通信員)

 ▼ダルビッシュは味方の援護にも助けられ7勝目。ダルビッシュが今季投げた9試合の得点は7、7、1、7、11、10、4、8、10点で合計65点。レンジャーズ打線の1試合平均得点はダルビッシュ登板試合が7・2点、投げない試合が4点で登板時に活発となる。7・2点は登板試合平均得点のア・リーグ投手最多。