<オリオールズ4-6ヤンキース>◇20日(日本時間21日)◇オリオールパーク

 ヤンキース・イチロー外野手(39)が決勝点をお膳立てした。3打席目まで無安打だった同点の延長10回、先頭で2球目の内角寄り151キロ速球を打ち返し、右翼線を破る二塁打。次打者ウェルズの適時二塁打で決勝のホームを踏んだ。打席で何を考えたかと問われたイチローは、「塁に出ることですよ。そんな、いろんなこと考えませんよ」と笑った。不振で地元メディアから起用に疑問が上がるなど、最近は苦しい胸の内を明かすこともあったイチロー。「何か自分に重荷を課して乗り越えていこうというのは、少なくとも今日の打席ではありません」と毅然(きぜん)とした態度に、迷いは感じられなかった。(水次祥子)