昨季限りで引退した松井秀喜氏(39)が9日、ヤンキース傘下1Aスタテンアイランドで3度目の打撃投手を務めた。この日もフィールドで打撃練習の打球を受けた後、約15分間、170球近くを投げた。3日目とあって投球も徐々に慣れた様子で、安定感を増していた。リラックスした表情で雑談も交わし、ジーターが間もなく復帰しそうだと知ると「本当?

 よかったね」と話した。予定されていた3日間の打撃投手を終え、今後は16日にニューヨーク・シティフィールドで行われる球宴のNHK衛星第1の中継で解説者デビューする。17日からチームがホームに戻るため、再び練習を手伝う可能性もありそうだ。(ニューヨーク=水次祥子)