インディアンス傘下、3Aコロンバスの松坂大輔投手(32)が8日(日本時間9日)、本拠地でのルイビル戦に先発し、7回2安打1失点3四死球5奪三振で今季5勝目(6敗)を挙げた。3回に1点を先制されたものの、4回以降は無安打。味方の逆転劇を呼び込み、3連勝を飾った。

 シーズン序盤は不安定な投球が続いたが、過去5試合は4勝1敗、防御率2・06と復調した。トレミー監督は「高低をうまく使っていたし、球威もキレも出てきた。何より自信を取り戻したのだろう」と評価。あとは、イ軍首脳陣の判断を待つだけ。不振の大砲レイノルズに戦力外通告したことでメジャー40人枠を空けることも可能となり、昇格のチャンスは広がった。「状態の良さは報告してある」(同監督)。プレーオフ進出を目指すイ軍が松坂を救世主に指名する日も、そう遠くはなさそうだ。(コロンバス=四竃衛)