右手中指を痛めて故障者リスト(DL)入りしているマリナーズ岩隈久志投手(33)に18日、リハビリ登板の許可が下りた。遠征先のマイアミで、故障後初めて打者相手に登板。マクレンドン監督らが見守る中で、延べ7人の打者に持ち球すべて織り交ぜて35球を投げた。20球後に休憩を挟み、2イニングを投げた形にした。

 ウェーツ投手コーチは「後半の方が球が走っていた。疲れた様子もなく、テストをすべてパスした」と合格点を与えた。体の状態に問題なければ、20日にブルペンで投球し、22日(日本時間23日)に傘下3Aタコマで先発させる。同監督は「メジャー合流前に90球は投げられるようにさせたい」と話し、岩隈も「球数を決められると思うが、実戦の中でどんどんクリアして早く復帰したい」と早期復帰に意欲を見せた。(マイアミ=佐藤直子通信員)