<メッツ5-7ブレーブス>◇19日(日本時間20日)◇シティフィールド

 【ニューヨーク(米ニューヨーク州)=水次祥子】メッツ松坂大輔投手(33)が、メジャーでは3年ぶり2度目のリリーフで今季初登板を果たした。試合中盤から投球練習を始めると、出番は8回にきた。最初の打者は、昨季1試合で3ランを含む5打点を許した左打者の3番フリーマン。外角低めの速球で見逃し三振に仕留めた。

 だが続くJ・アップトンの安打をきっかけに2死三塁とされると、アグラへの速球が外に抜けて暴投となり失点。その後、四球と安打で背負ったピンチはしのぎ、最少失点にとどめた。

 松坂は、先発かロングリリーフを想定して前日から調整を行っていた。だが、腰痛を訴えていたコローンが7回まで投げ、松坂に回ってきたのは試合終盤の1イニングのみ。しかも、3Aラスベガスで最後に登板した12日からは中6日でのマウンドだった。救援登板は、レッドソックス時代の11年5月4日エンゼルス戦以来で、その時は延長13回に7番手で投げ1回を3安打2失点で負け投手になった。厳しい条件が重なった。

 松坂は試合後、早々に球場を後にした。コリンズ監督は今後も松坂を救援として起用するかと聞かれ、「状況が変わることはあるかもしれない」と話した。指の皮がむけ、登板が危ぶまれたメヒアは21日(日本時間22日)に予定通り先発する見通しとなっており、松坂の先発起用は当面見送られる可能性が高まった。