米大リーグのオールスター戦がミネアポリスのターゲットフィールドで15日(日本時間16日)に開催される。

 両リーグ投手陣で最高齢となるレッドソックス上原浩治投手(39)が、あらためて「真剣勝負」を宣言した。メジャー6年目で初選出され自ら「たぶん最後」と言う夢舞台。14日の前日会見では「真剣にやらないとワンアウトも取れないと思う。生半可な気持ちじゃ出来ない。メンバーもメンバーですから」と抱負を口にした。

 日本選手としては最高齢で選出されたのも、09年の渡米後、年々、成績が上昇し、トップクローザーの座を固めたからにほかならない。「年齢を気にして野球はしていない。年齢を重ねるごとに良くなっているのは、いいトレーニング、準備をして、その流れでこれている。1年1年を真剣にやっているのが、結果としていい方向にいっているのはすごくうれしい」。ア・リーグを率いるファレル監督は「5人の有能な、実績あるクローザーがいる。まだ決めてない」と話し、上原を最終回に起用する可能性も示した。

 今回は、昨年のポストシーズンですっかり有名になった長男一真君(8)も、会見やパレードなどに一緒に参加。「端っこで細々と隠れながらやります」と話し、お祭りムードと真剣勝負の両面を存分に味わうつもりだ。