<レッドソックス2-1ロイヤルズ>◇19日(日本時間20日)◇フェンウェイパーク

 本拠地フェンウェイパークに「コウジ」コールが響いた。レッドソックス上原浩治投手(39)が、ロイヤルズ戦で前日に続いて1点差の9回を締め、2年連続20セーブに到達。「1個1個勝って、チームが上がっていけばいい」と後半戦の2連勝スタートを喜んだ。

 先頭は昨年4月に本塁打されたバトラーだった。カウント2ボールからの3球目。直球を打たれたことを忘れず、捕手の直球のサインに首を振ってスプリットで右飛に打ち取った。続くムスタカスを空振り三振、代打イバネスを遊ゴロとし、11球で3人を片付けた。

 2年連続20セーブは佐々木主浩、斎藤隆に次いで日本選手3人目。今季、セーブ機会での登板ペースは落ちているが「与えられたところでしっかりと投げる」と気持ちを切らさず、44試合で防御率1・58と圧倒的な数字を残す。米報道ではトレード候補として頻繁に名前が挙がる中「コントロールがまだまだ」と投球を磨くことに集中している。