<カブス3-8パドレス>◇23日(日本時間24日)◇リグリーフィールド

 再昇格したカブス和田毅投手(33)がメジャー初黒星を喫した。パドレス戦に先発し、5回途中まで5安打4四球4奪三振で5失点。8日(日本時間9日)のメジャー初登板以来となる2戦目は「やっぱり緊張した」と珍しく制球が定まらなかった。

 初回にわずか7球で2点を先制された。シカゴ入りした前日の蒸し暑さとは一変、試合開始時で気温12度と20度近く冷え込み、季節外れの冷風が吹き荒れた。5回には7球連続ボール。「ボールを離す感覚がズレていた。対策をしていなかった自分が悪いです」と、勝ち越された5回に交代を受け入れるしかなかった。

 レンテリア監督は「現時点ではある」と、次回登板を示唆した。試合後、和田はビデオでフォームのズレを確認。「修正しなきゃ次はないと思います」。ようやく巡ってきた先発の座。そう簡単に手放すはずはない。(シカゴ=四竈衛)