メッツ松坂大輔投手(33)が25日(日本時間26日)、右肘に張りを訴え、遠征先のミルウォーキーから本拠地ニューヨークへ戻り、MRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けた。ブルワーズ戦の試合前、コリンズ監督が明かしたもの。松坂は前日、ブ軍戦の6回裏から救援し、2回を投げて2本塁打などで3失点。「彼(松坂)によると、準備段階でちょっと感じたようだが、投げられないほどではなかった。ただ、試合後に少し違和感があったようだ」と同監督は説明した。

 現時点で検査結果は明かされておらず、26日(同27日)に担当医アルチェック医師の診察を受ける予定。今後の処遇、治療期間などについては26日にも正式発表される見込みだが、首脳陣は代替選手の検討を始めており、15日間の故障者リスト(DL)入りする可能性が高そうだ。

 松坂は11年6月に「トミー・ジョン手術」と言われる腱(けん)移植手術を受け、1年後の12年から実戦マウンドに復帰した。今季は開幕をマイナーで迎えたものの、メジャー復帰後は先発9試合を含む28試合に登板し、3勝3敗1セーブ、防御率3・87。チーム事情から先発、救援の両面で起用されながらも、貴重な役割を果たしていた。(ミルウォーキー=四竈衛)