レンジャーズは13日、ダルビッシュ有投手(27)を右肘の炎症のため15日間の故障者リスト(DL)に入れた。14日に磁気共鳴画像装置(MRI)による精密検査を受ける。首を痛めた3月に続いて今季2度目のDL入りとなる。

 球団によると、先発した9日のアストロズ戦の2日後に張りを訴えた。12日にチームドクターの診察を受け、肘周辺の筋肉の炎症と診断された。この日はトレーナーが見守る中、約15分のキャッチボールを本拠地球場で行ったが、状態が思わしくないと判断された。

 ダニエルズGMによれば、ダルビッシュは「登板日をずらせば投げられる」と話したという。ただ同GMが「チームがもっといい位置にいたら、いけたかも」と話すように、ア・リーグ西地区最下位と低迷する状況下で、無理をさせたくない配慮も働いたようだ。

 ダルビッシュがメジャー移籍後に戦列を離れるのは3度目だが、肘が原因なのは初めて。この日、ファンからツイッターで肘の状態を問われると「大きなけがになる前に休もうということですし、大丈夫です(^^)」、「靱帯(じんたい)に痛みは出てないので大丈夫かと(^^)」と答え、あくまで大事を取っての措置であることを強調した。