<カブス2-1ジャイアンツ>◇21日(日本時間22日)◇リグリーフィールド

 カブス和田毅投手(33)が2日遅れの3勝目を手にした。サスペンデッドゲームとなった19日開始のジャイアンツ戦が21日(日本時間22日)、5回裏から再開。競り勝ち、2日前に先発し5回無失点だった和田に白星が付いた。

 ゲームセットの瞬間にベンチを飛び出して同僚らと握手を交わす。「勝って良かった。(救援陣が)抑えてくれると信じていた。投げた日から次の先発に向けて気持ちは切り替わっていたから、変な感じだった」と振り返った。19日は5回無失点に抑えたところで雨が激しくなり、4時間半以上の中断後にコールドゲームが宣告。その後、ジ軍の異議申し立てでサスペンデッドゲームになり、和田のメジャー初完封は幻に。だが引き継いだ同僚投手のリレーで、白星を取り逃がすことはなかった。

 レンテリア監督も「私の心の中では、既に彼(和田)が勝利投手だった」とたたえた。和田はこの日、約50球の投球練習をこなすなど次回24日のオリオールズ戦先発に備えた。遅れてきた白星を、自身4連勝への勢いにする。