来年1月に退任する大リーグ機構のバド・セリグ・コミッショナー(80)が、野球賭博で球界を永久追放されたピート・ローズ氏(73=元レッズ)を復帰させる意向がないことを示した。22日、シンシナティで会見し、ローズ氏の球界復帰について「どのような形で終わるかは分からない。だがこれまでも多くの人と議論を重ねてきた。まだ5カ月間、考える余地がある」としながら「(野球賭博の)ブラックソックス事件が機構の発足した発端にある。清廉潔白な姿勢のないスポーツはスポーツではない」と続け、ローズ氏の復帰に否定的な見解を示した。