ロイヤルズ青木宣親外野手(32)の同点犠飛が、地区シリーズ進出を呼び込んだ。ア・リーグのワイルドカードゲームが行われ、試合は逆転に次ぐ逆転のシーソーゲーム。ロ軍は6回に4点を追う展開になったが、9回に青木が同点犠飛を放ち、延長12回にはペレスのサヨナラ打で進出を決めた。

 青木の前にエンゼルス18勝右腕が立ちはだかる。ワイルドカードゲームを勝ち上がってきたロイヤルズとの地区シリーズ初戦(3日)は、リーグ最多勝のウィーバーが先発。「楽しみだ。我々はプレーオフで戦う雰囲気をずっと維持してきた」と話した。今季ロ軍戦登板はなかったが、通算で7勝4敗、防御率2・21と相性はいい。打撃陣もプホルス、トラウトを誇り、チームは今季メジャートップの勝率6割5厘。ロ軍の勢いを実力でねじ伏せる。