ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦のロイヤルズ-オリオールズ戦は、悪天候のため、14日(日本時間15日午前9時7分開始予定)に順延となった。現在、ポストシーズン6戦全勝と波に乗っているロ軍にとっては、水を差された1日となった。室内ケージなどで調整した青木宣親外野手(32)は「そのままの勢いでいきたかったですが、こればかりは仕方ない。切り替えてやります」と、淡々と話した。

 7回戦制の今シリーズは敵地2連勝後、本拠地での休養となっただけにリラックスする上ではプラス材料。「家に帰れば家族もいるし、調整しやすい。シーズンの疲れも取れてきました」。85年以来29年ぶりのワールドシリーズ進出へ向けて、地元ファンも盛り上がっているだけに「水入り」も、無関係のようだ。(カンザスシティー=四竈衛)