MLBと米国野球連盟が協力して18歳以下のアマチュア投手を対象にしたけが予防のためのガイドライン「ピッチ・スマート」をつくり、12日(日本時間13日)に発表した。

 ジョー・トーリ副会長が記者会見を行い、近年、特に若い投手にトミー・ジョン手術と呼ばれる肘の靱帯(じんたい)修復手術を受ける選手が急増していることを問題視。故障対策に乗り出した。「専門家の意見を聞きながら、研究していきたい」とトーリ氏。今年7月には、レンジャーズのダルビッシュが、「中4日限界説」を訴えるなど、プロ、アマ球界全体が危機感を覚えており、将来的には球数制限だけでなく、先発ローテーションが再編される可能性もある。同サイト創設に携わったヤンキースのキャッシュマンGMは、「もし、いい先発が6人いれば、6人制になるかもしれない」と、検討課題に挙げていた。