レッドソックスと2年の複数年契約を結び直した上原浩治投手(39)が17日、都内のグラウンドで練習を再開した。前日16日に帰国したばかりだが、“練習の虫”らしく約3時間の自主トレ。シーズン終了後の初のキャッチボールを行うなど、帰国直後の疲れも見せず精力的に汗を流した。

 米国でもトレーニングは続けていたが、この日はランニング後に約20メートルの距離で丁寧にボールを投げた。「アメリカではキャッチボールはやってなかったけど。息子(一真くん、8歳)のバッピ(打撃投手)をしたぐらい。どうやって投げるのか忘れてしまったよ」。その後1時間ほどウエートトレーニングを行った。

 今季は腰痛が出るなど、ケガで思うようなパフォーマンスができなかった。「頭にきたとき、ベンチ裏の壁を蹴ったら右足の親指を痛めてしまった。絶対に骨折したと思ったほど痛かった。レントゲン(エックス線)では炎症だけだったけど。もう蹴りません」と反省。来年4月3日、40歳の大台を迎えるが「今年はいい契約ができた。あと、2年も練習しなきゃならないかと思うとつらいけどね」と苦笑いしていた。