カブスからFA(フリーエージェント)となった藤川球児投手(34)が、レンジャーズと基本合意に達したことが12日(日本時間13日)、明らかになった。

 レッドソックス上原浩治投手(39)が13日、藤川へエールを送った。レンジャーズと大筋合意した右腕について、「(来季は)レッドソックスといううわさもあって、一緒にやりたい思いもありましたけどね。テキサスとメジャー契約ということで、よかったんじゃないかなと思います。会えるのが楽しみです」と喜んだ。

 レンジャーズは、自身が11年から2シーズン在籍した古巣。報道陣からアドバイスを求められたが「クローザーの実績は彼の方が上ですから」と謙遜。「暑さとの闘いもありますけど、1年間お互い一生懸命プレーできたら」と激励した。

 この日は都内で野球教室に参加。約90人の中学3年生に、基本のキャッチボールと親への感謝の大切さを伝えた。メジャー7年目を迎える来季に向け、「チームも補強を進めている。その波に乗り遅れず、クローザーの座を確保したい」と、表情を引き締めていた。